設備設計エンジニアとして年収アップ・キャリアアップを目指すなら、「どの資格を、いつ取るか」を戦略的に考えることが重要です。設備設計に関連する資格は数多く存在しますが、どれも取ればいいわけではありません。自分の専門分野(電気・空調・衛生)と目指すキャリアに合わせて、優先順位をつけることが大切です。
この記事では、建設業に完全特化したガウディキャリアが、設備設計エンジニアが取るべき資格を種類・難易度・年収への影響とともに徹底解説します。
この記事でわかること
- 設備設計エンジニアにとって最も価値の高い資格ランキング
- 電気・空調・衛生設備別の推奨資格ロードマップ
- 資格取得が年収・転職にどう影響するかの具体的データ
設備設計エンジニアが取るべき資格|優先度ランキング
優先度A:キャリアを大きく変える最重要資格
建築設備士
設備設計エンジニアの最高峰資格といえるのが建築設備士です。建築士(一級・二級)に対して設備設計の観点から専門的な意見を述べることができ、設備設計一級建築士の受験資格にもなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 大学卒業後2年以上の実務経験(※学歴により異なる) |
| 試験構成 | 一次(学科)+二次(設計製図) |
| 合格率 | 20〜25%程度 |
| 年収への影響 | 取得後50万〜150万円アップが多い |
| 転職への影響 | 書類選考通過率が大幅向上 |
設備設計エンジニアとしてのキャリアを本気で考えるなら、建築設備士は必ず取得すべき資格のナンバーワンです。
設備設計一級建築士
延べ面積2,000㎡以上の建築物の設備設計を担当するために必要な資格。建築設備士取得後5年以上の設備設計実務経験が必要です。取得すれば年収800万〜1,200万円のポジションも現実的になります。
優先度B:専門を活かす重要資格
1級管工事施工管理技士
空調・衛生設備の施工管理ができる資格で、設備設計事務所やゼネコンで高評価です。設計図だけでなく施工側の視点を持つエンジニアとして、プロジェクト全体をコントロールできる人材として評価されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 一次:17歳以上 / 二次:1級第一次検定合格後1年以上の実務経験(学歴により異なる) |
| 試験構成 | 一次(マークシート)+二次(記述式) |
| 合格率 | 一次約50〜60%、二次約40〜50% |
| 年収への影響 | 取得後50万〜120万円アップ |
1級電気工事施工管理技士
電気設備設計のエンジニアにとって取得価値の高い資格。特に受変電設備・幹線・動力・照明設備等の設計・監理を行う際に活きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 一次:17歳以上 / 二次:1級第一次検定合格後の実務経験 |
| 試験構成 | 一次(マークシート)+二次(記述式) |
| 合格率 | 一次約40〜50%、二次約40〜50% |
| 年収への影響 | 取得後50万〜130万円アップ |
優先度C:市場価値を高める追加資格
エネルギー管理士
2024年以降の省エネ法強化・ZEB義務化の流れを受け、エネルギー管理士の市場価値が急上昇しています。設備設計の専門知識と組み合わせることで、省エネコンサルタントや高付加価値設計者として差別化できます。
電気主任技術者(第一種〜第三種)
特に電気設備設計に特化するなら、電気主任技術者の取得がキャリアの強化につながります。特に第二種・第一種の取得者は非常に希少で、年収1,000万円以上の求人にも対応できるようになります。
ファシリティマネジャー(CFM)
設備の運用・維持管理まで視野を広げるなら、ファシリティマネジャーの資格も有効です。特に発注者側(デベロッパー・REIT)への転職を目指す方に推奨します。
設備種別・専門分野別の資格ロードマップ
電気設備設計の資格ロードマップ
経験1〜3年:第二種電気工事士(基礎)
↓
経験3〜5年:1級電気工事施工管理技士(施工側の視点も習得)
↓
経験5〜8年:建築設備士(設備設計の最上位)
↓
経験8年〜 :電気主任技術者 or 設備設計一級建築士(キャリアの頂点)
空調(機械)設備設計の資格ロードマップ
経験1〜3年:2級管工事施工管理技士(施工理解のため)
↓
経験3〜5年:1級管工事施工管理技士
↓
経験5〜8年:建築設備士 + エネルギー管理士(ZEB時代に直結)
↓
経験8年〜 :設備設計一級建築士
衛生(給排水)設備設計の資格ロードマップ
経験1〜3年:2級管工事施工管理技士
↓
経験3〜5年:1級管工事施工管理技士
↓
経験5〜8年:建築設備士
↓
経験8年〜 :設備設計一級建築士 or ファシリティマネジャー
資格取得支援が充実した企業への転職も有効
設備設計エンジニアとして資格取得を加速させるには、「資格取得支援制度が充実した企業」を選ぶことも重要な戦略です。
ガウディキャリアでは、以下のような資格取得支援が整っている求人を多数保有しています。
- 受験料・参考書費用の全額負担
- 社内勉強会・模擬試験の実施
- 合格時の一時金(5万〜30万円)支給
- 資格手当(月1万〜5万円)の付与
ガウディキャリアの設備設計支援について
ガウディキャリアには、現場経験者のキャリアアドバイザーが在籍しています。「どの資格を取るべきか」「資格取得前と後、どちらのタイミングで転職すべきか」といった、建設業に特化したアドバイスが可能です。
ビズリーチ面談満足度1位(2025年上半期)・Sランクヘッドハンター在籍という実績のもと、一人ひとりに合わせた「数を追わない転職支援」を提供しています。
よくある質問
Q: 設備設計の資格で、最初に取るべきものは何ですか?
A: 電気設備専門なら第二種電気工事士、空調・衛生専門なら2級管工事施工管理技士を最初のステップとしておすすめします。その後、経験を積みながら1級→建築設備士へとステップアップするのが一般的なルートです。
Q: 建築設備士の試験は独学で合格できますか?
A: 独学でも合格している方はいますが、二次試験(設計製図)については通信講座や専門スクールの活用をおすすめします。合格率20〜25%の難関資格であり、特に二次試験の採点基準は独学では把握しにくい部分があります。
Q: 資格なしでも設備設計の転職はできますか?
A: 可能です。実務経験3〜5年以上あれば、資格なしでも転職できる求人はあります。ただし、資格があると選択肢が大幅に広がり、年収交渉力も上がります。転職活動と並行して資格取得の勉強を始めることをおすすめします。
Q: 建築設備士を取得するのに何年かかりますか?
A: 学習時間の目安は600〜1,000時間程度です。1日2時間の学習を続けると、1〜1.5年で一次試験合格が目指せます。二次試験(設計製図)の合格には、一次合格後さらに3〜6ヶ月の対策が必要です。
Q: エネルギー管理士は設備設計に本当に役立ちますか?
A: 特に空調設備設計においては非常に有効です。省エネ計画・ZEB設計において、エネルギー管理士の知識は直接的に業務に役立ちます。また、転職市場での希少性が高く、保有者には複数社からのオファーが来るケースも増えています。
まとめ
設備設計エンジニアの資格取得は、年収アップ・転職成功の最も確実な手段です。専門分野に合わせたロードマップを描き、計画的に資格を取得することで、あなたの市場価値は着実に上がります。
「どの資格から始めればいいか」「転職のタイミングはいつが最適か」——そんな悩みは、ガウディキャリアの現場経験者アドバイザーに相談してください。数を追わない転職支援で、あなたの可能性を本気で形にします。
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この記事の監修:ガウディキャリア(建設業界特化の転職エージェント・有料職業紹介事業 14-ユ-301559)